仕事でも活躍してくれています、ナカトミツヨシ(@meganetosake)です。
デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラで、特に動画を撮影する時って液晶モニターを見ながら撮ることが多いのですが、どうしてもモニターのサイズが小さかったり、LUTの確認ができなかったりで不満に感じることがあります。ピント確認も甘かったりして、大きな画面で再生するとピントがズレていたり。
そんな時は外部モニターで確認すると、やはり正確に確認ができたり、LUTの確認も撮影しながらできたりと非常に便利です。今回は私が愛用しているコスパ抜群の外部モニター「Feelworld F6 PLUS」をご紹介いたします。
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早速開封して使ってみました
箱を開封すると、モニター本体の他に…
- マイクロHDMIケーブル
- サンシェード
- チルトアーム
などの周辺機器も付属。サンシェード外で撮影する時なんかは便利なのですが、チルトアームもなかなか便利で、すぐさまカメラのホットシューにモニターを取り付けられます。さらにチルトアームの側面にはもう一つ接続部分があるので、こちらに例えばマイクや照明などを取り付けることも可能。
なお、バッテリーはついてきません。他の外部モニターでもバッテリーのないケースは多いのですが、この製品もその流れを汲んじゃっています。SONY Fバッテリー(F970 F960 F950 F770 F750 F730 F570 F550 F530 QM91D QM90D QM90 QM710D QM71 QM70D QM70 QM51D FM71 FM70)、 Canon LP-E6バッテリーが利用可能です。またUSB-Cからの給電も可能なので、モバイルバッテリーなんかを接続してもOK。ちなみに私はNeewerさんの互換バッテリーを使っていますが、特に問題なく利用できています。
まずモニター本体を持ち上げた感想は「軽っ」。外部モニターって重いものが多いのですが、F6 PLUSはかなり軽いので手持ちでも気軽に撮影できます。
タッチスクリーン操作でピント確認も簡単
試しにX-H1に取り付けてみました。バランスはかなりいいと思います。そして標準の液晶より遥かに大きな画面で確認できるので非常に便利です。
さらに富士フイルムX-S10に取り付けてみました。
5.5インチという絶妙なサイズのモニターなので、X-H1なんかの大きな機体はもちろんバランス取れますし、X-S10のような小型ミラーレスに載せても比較的バランスはいいと思います。それでいて画面サイズは確認には十分な大きさで、しっかり確認できます。
こちらのモニターはIPSパネルの液晶モニターが使われていて、解像度は良好。明るさもバッチリです。また色もしっかりキャリブレーションされて出荷しているようで、かなり正確。実際、取り込んだ際に色のギャップが起こることもありませんでした。
そしてタッチスクリーンなので、画面をタッチして様々なアクションを行うことができます。特にピンチイン・ピンチアウトで画面の拡大縮小ができるのですが、これがピントの確認にめちゃくちゃ便利。インタビューの際なども適宜拡大して、ちゃんと目にピントが合っているか確認できるので、カメラ標準よりも感覚的に素早く操作ができます。
また画面左側を上下に指でスライドさせると、画面の明るさを簡単に変更できます。(ちなみに右半分は音量が変更可能)これもまた便利で、暗い場所で撮影する際モニターが明るすぎることがあるのですが、すぐに画面をタッチして明るさを控えめに調整できるので、様々な撮影場所に対応できます。
もちろん回転して自撮りにも対応
くるっと回転させると、しっかりと画面の天地が変わってくれるので、例えば標準の液晶モニターでは見れない角度から確認したり、Vlogのような自撮りも可能です。
そもそも、カメラに絶対に載せなきゃいけないわけではないので、離れ場所においてモニターチェックといった使い方もできます。
3D LUT にも対応、充実の波形モニタリング
こちらのカメラ、なんと3D LUT にも対応しています。本体側でLog撮影を行いつつ、モニターでは3D LUTを当てた状態で確認しながら撮影なんかもできます。画面をダブルタップすると様々な設定を行うことができるのですが、LUTの項目を見るとデフォルトでいくつかLUT用意されています。さらにSDカードにオリジナルのLUTを入れて、モニター側で読み込むことも可能。いつでも自分の色で最終形を意識しながら撮影ができます。
ガイドラインやセーフティーエリアの表示にも対応していて、アナモルフィックや正方形の確認はもちろん、スマホ用の縦長エリアの確認もできます。これ結構便利で、全て映った状態の動画と中央部を切り出してスマホ用にも使える動画を一発で撮りたい…みたいな時にとても使い勝手がいいです。
ちなみに一応日本語にも対応していますが、ちょっと怪しい日本語もあるかなぁ。私はカッコつけて英語のまま利用しています。
またモニタリングも充実。画面下から指をスライドさせると様々なモニタリングが可能で、波形(RGBパレード、Yパレード)、ベクトルスコープ、ヒストグラム、オーディオの位相とレベルの確認もでき、ゼブラ露出も確認可能なので撮影時に確認したい情報はほとんど見ることができます。
とにかくコスパが良すぎる
その他にも紹介しきれていない機能がてんこ盛りなのですが、それでいてだいたい2万円くらい(記事執筆時)と他のモニターよりも圧倒的に安い。3万円を切るモニターでここまで機能的なものは、他になかなか無いのでは。
軽く、画面も綺麗でLUT当てられて、波形モニタリングも充実。あとUSB-C給電も個人的にはすごくポイント。非常にいいモニターだと思うので、外部モニターを探している方の一つの選択肢になればいいなと思っています。